面白い話はしなくていい【本要約】超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける

コミュニケーション

  1. 基本のルール ~これさえ知れば怖くない!~
    1. 雑談の目的
        1. 警戒心を解き、スムーズで円滑な関係を作るため
        2. 「要するに」と話をまとめてはいけない
    2. 雑談の中身
        1. 気持ちを伝えると、気持ちが近づく
    3. 雑談のきっかけ
        1. 擬音を使ってエピソードを話す
    4. 話の聞き方
        1. 肯定されると人は気持ちを打ち明ける
    5. 効果的なリアクション
        1. 聞いている方はリアクションだけでいい
    6. 沈黙の対処法
        1. 沈黙は話が遠いサイン、近い話に戻すべし
  2. 初対面編 ~もう緊張しない、ドギマギしない~
    1. 雑談を始める合図
        1. 「こんにちは」で始める雑談は気持ちがいい
        2. ◇自分の名前は何度でも名乗る
    2. 名前を聞いた後
        1. 名前の話題は程よく相手の領域に踏み込める
    3. 共通の知人の話
        1. 「過去」「未来」「現在」で尋ねる
    4. 共通の話題
        1. 相手の話題は相手の物を泥棒してはいけない
        2. 「How about you?」(あなたは?)を常に意識する
    5. 好きなもの・ことについて
        1. 雑談で交わすべきなのは「はっきりとした意見」では「なくなんとなくの好み」
        2. 食べ物の好き嫌いの話は鉄板ネタ
    6. しぐさ
        1. 「絶対に腕は組まない」と決め、話しながら意図的に手を動かす
        2. 目を見ずに口元を見る
    7. あいづち
        1. 「さ・し・す・せ・そ」のあいづちは使いづらい
        2. とっさに出てこない「さ・し・す・せ・そ」のあいずち
        3. うまいあいづちよりもとりあえずリアクション
  3. 知人・飲み会編 ~人づきあいがラクになる~
    1. 悩み相談を受けた時
        1. 雑談においてアドバイスは禁物
        2. 語尾に「よね」をつけると、それだけで共感度の高い雑談口調になる
    2. 不安にさせない話し方
        1. どういう話か先に言ってしまえば相手も自分も安心する
    3. 盛り上がる話し方
        1. 「褒め」は最強無敵のリアクション
        2. 褒められた時
        3. 「ありがとう」は攻めにも守りにも使える無敵ワード
    4. 場の空気の作り方
        1. 雑談上手になろうと思うとき司会者を目指す必要はない
        2. 「単語そのままリピート」は「オウム返し」よりも簡単
    5. 関連

基本のルール ~これさえ知れば怖くない!~

雑談の目的

× 頑張って面白い話をしようとする
〇 ただの会話のラリーを続ける
警戒心を解き、スムーズで円滑な関係を作るため
  • 「雑談を盛り上げるために面白い話をしなくてはいけない」というのは大きな勘違い
  • 雑談の目的とはズバリ人間関係の構築
  • 全ての雑談は会話を通じてお互いの警戒心を解き、スムーズで円滑な関係にシフトするのが目的
  • 無理に面白い話をする必要はない、ましてや結論やオチなんて不要、むしろあってはいけないもの

 

「要するに」と話をまとめてはいけない
  • 大切なのは「内容」ではなく、「ラリー」
  • 雑談に面白い話は結論はいらない、ただただ続きさえすればいい

 

雑談の中身

× 情報交換をする
〇 気持ちのやりとりをする
気持ちを伝えると、気持ちが近づく
  • 「情報交換」は仲良くなりにくい雑談の典型
  • 「情報」ではなく「気持ち」を話す
  • 調べればわかる冷たい情報ではなく、自分だけが感じた生の気持ちを共有すれば親密な関係を築ける

 

雑談のきっかけ

× 時事ネタやニュースを話す
〇 エピソードや経験談を話す
  • 流行の時事ネタやニュースを話しのきっかけにすると会話が上滑りしてしまい生の感情が話しにくい

「今回の台風はひどかったらしいですね。全国各地で被害が出ていると聞きました」
「そうらしいですね。大変ですよね」
「・・・・・」
「・・・・・」

 

擬音を使ってエピソードを話す
  • 自分自身のエピソードや体験談を話す
  • 実際に体験したことは気持ちに乗せやすい

「今回の台風、ゴーゴーと風がすごくて夜寝られなかったんですよ」
「えー、それは大変でしたね」
「頑丈だと信じていたマンションだんですけど、今回ばかりはヒヤヒヤしました」
「うちも初めて防災リュックを作りました。がらっと意識が変わりましたよね」

 

話の聞き方

× 否定してアドバイスをする
〇 肯定して共感する
肯定されると人は気持ちを打ち明ける
  • 相手の話を聞くときはとにかく肯定する、とにかく共感する
  • 人は肯定され続けるとつい自分の気持ちを離したくなるもの
  • 否定とアドバイスは絶対にしてはいけない

 

効果的なリアクション

× 質問やあいづちで話を引き出す
〇 大きなリアクションで一緒に楽しむ
聞いている方はリアクションだけでいい
  • 聞き上手になろうと思わなくてもいい、むしろそういう気遣いをするから苦手意識が沸く
  • 「手を叩く」「笑う」「表情を変える」そうすることで、相手に「ちゃんと話を聞いてますよ」と伝えることができる
  • 「雑談」とは「気持ちのやりとり」だから言葉であれこれ言わなくてもいい
  • 身振りや表情で気持ちを伝えればその時点で立派に雑談は成立する
  • 所詮は雑談、気楽に行く

 

沈黙の対処法

× 会話が途切れたら「別の話題」を探す
〇 会話が途切れたら「自分に近い話題」に引き戻す
沈黙は話が遠いサイン、近い話に戻すべし
  • ニュースや時事ネタなど自分たちには関係のない、つまり「遠い」話だから話すことも尽きてくる
  • 逆に自分たちにとって「近い」話題ならば話が尽きることがない
  • 「近い」話題とは自分が体験したこと、思ったこと

 

初対面編 ~もう緊張しない、ドギマギしない~

雑談を始める合図

× 「初めまして」と話し始める
〇 「こんにちは」と話し始める
「こんにちは」で始める雑談は気持ちがいい
  • 「初めまして」では、形式的にお辞儀をして、名刺を取り出して・・・、それだけで堅苦しくなり、リラックスできない
  • 初対面はもちろん、以前あったことがある相手でも、最初に「こんにちは」と挨拶するとその場の空気が明るくなる

 

◇自分の名前は何度でも名乗る
  • 相手はこちらの顔と名前を覚えていない確率が高い
  • 初対面であっても2回目であっても一切気にしない
  • 挨拶されて名乗られて嫌な気持ちになる人はいない
  • こちらから名乗ると、なんとなく名乗り返してくれる流れになるので相手の名前を確認できる

 

名前を聞いた後

× 同じ名前の知人がいると盛り上がる
〇 名前の由来を尋ねてみる
名前の話題は程よく相手の領域に踏み込める
  • 名前のエピソードは聞けば聞くほど奥が深いし、その人だけのオリジナルストーリーがある
  • 名前の由来を話したり聞いたりすることで、自然とお互いの気持ちは近づく

 

共通の知人の話

× 共通の知人を探す
〇 共通の興味を探す
「過去」「未来」「現在」で尋ねる
  • 雑談において共通点があることはさほど重要ではない
  • 自分が知らないことを教えてもらう上で、話が広がりやすい質問の視点とは、「過去」「未来」「現在」にフォーカスを当てること

過去・・・「昔からお好きなんですか」「いつから始めたんですか」
現在・・・「今でもよく作るんですか?」「最近は何がおすすめですか」
未来・・・「じゃあ今週末も?」「次に狙っている場所とかあるんですか?」

 

共通の話題

× すぐに「私もです」とアピールする
〇 しばらく様子を見て、相手に語らせる
相手の話題は相手の物を泥棒してはいけない
  • 共通の話題が見つかり嬉しいから「私も」「僕も」と言ってしまいがちだが結果的には相手の話を奪ってしまっている点でNG

 

「How about you?」(あなたは?)を常に意識する
  • 雑談は相手と一緒に作り上げるもの
  • 共通点があることは伝えつつもあくまで会話の主導権は相手に委ねる
  • どちらかがずっと話していて、どちらかがずっと聞く、という状況にしないことが雑談の極意

 

好きなもの・ことについて

× 「意見」を述べ合う
〇 好みを言い合う
雑談で交わすべきなのは「はっきりとした意見」では「なくなんとなくの好み」
  • 好みについてふわふわと言い合うのが雑談のあるべき姿
  • 正解がないので話に勝ち負けがない、だから殺伐としない

 

食べ物の好き嫌いの話は鉄板ネタ
  • 食べ物の好き嫌いの誰も傷つかない、そして人柄が出やすい話題なのでおすすめ
  • 子供みたいな好き嫌いの話は初対面の相手でも必ず盛り上がる鉄板ネタ

 

しぐさ

× 手持ちぶたさに腕を組む
〇 身振り手振りを大きくする
「絶対に腕は組まない」と決め、話しながら意図的に手を動かす
  • 腕を組むのは雑談を妨げる最悪のジェスチャー
  • 腕を組むのは防衛のサイン、相手に「これ以上この領域に入ってくるな」というメッセージを送る行為

 

目を見ずに口元を見る
  • 相手の目を見ずに話すと相手の不安を掻き立てる
  • かといって欧米人のように目を直視すると相手側と追わせる場合もある
  • 「程良く目線を合わせている」けれど緊張しない、そういう「日本人的なマナー」こそが「口元を辺りを見る」

 

あいづち

× 「さ・し・す・せ・そ」であいづちを打つ
〇 「あ・い・う・え・お」でリアクションをする
「さ・し・す・せ・そ」のあいづちは使いづらい

さ・・・「さすが」
し・・・「知らなかった」
す・・・「すごい」
せ・・・「せっかくだし」「センスがいいですね」
そ・・・「そうなんですか!」

  • 媚びているように見える
  • 使う場面が限られる

 

とっさに出てこない「さ・し・す・せ・そ」のあいずち

「寒くなってきましたね」
「最近子供がプログラミングを始めたんです」
「転職を3回しているんですけれど」

 

うまいあいづちよりもとりあえずリアクション
  • 気の利いた相槌を打とうと考えるよりもまずは「あ・い・う・え・お」で大きなリアクションをする
  • 「あー!」と納得し、「いいですねー」と共感し、「うーん」と考え込み、「ええ!?」驚き、「おー!」と感嘆する

「寒くなってきましたね」
「あー、そうですね」

「最近子供がプログラミングを始めたんです」
「おー、プログラミング」

「転職を3回しているんですけれど」
「えー、3回ですか?」

 

知人・飲み会編 ~人づきあいがラクになる~

悩み相談を受けた時

×「それはですね」とアドバイスをする
〇「そうだね」と共感する
雑談においてアドバイスは禁物
  • 一見、相談かのような会話はほとんどの場合、ただただ話を聞いてほしいだけ
  • アドバイスをして解決してしまったら、そこで話はおしまいになってしまう
  • そもそも悩みの相談のほとんどは、すでにその人の中で答えが出ている
  • 相手の愚痴や相談に対してはひたすら共感し、気持ちを話してもらう
  • 心を無にして、何も言わないと決めて、「ねー」「そうだね」「わかる」とだけ言っていればOK

 

語尾に「よね」をつけると、それだけで共感度の高い雑談口調になる

×「放っておけばいいよ」 〇「放っておけばいいよね」
×「苦手なんです」 〇「苦手なんですよね」
×「それは違う」 〇「それは違うよね」

 

不安にさせない話し方

× 見切り発車で話し始める
○ 「オチはないけど」と最初に言ってしまう
どういう話か先に言ってしまえば相手も自分も安心する
  • 相手からすると、何の話か分からない状態で聞かされるよりも、結末が見えているだけで気持ちが楽になる
  • 「超どうでもいい話なんですけど」「くだらない話ししていいですか?」

 

盛り上がる話し方

× 的確なツッコミを入れる
〇 「いいねー」とただただ褒める
「褒め」は最強無敵のリアクション
  • 話を盛り上げようと相手の話にしばしば突っ込みを出るのは間違った雑談
  • ツッコミを入れる暇があったら、きちんと褒めるクセをつけたほうがよほど話は盛り上がる
  • 「いいですね」「素敵ですね」「かっこいいですね」「すごい」なんでもOK
  • とにかく「あなたの話を好意的に受け止めています」ということが伝わりさえすればそれでいい

 

褒められた時
× 褒められたら謙遜する
○ 褒められたらお礼を言う
「ありがとう」は攻めにも守りにも使える無敵ワード

「素敵なお洋服ですね」
「いえいえ、そんな・・・」

「ご活躍ですね」
「あ、いや、それほどでも・・・」

  • 謙遜した受け答えをしてしまうのはそこで会話が終わってしまうからNG
  • 素直に「ありがとうございます」とお礼を言ったほうがいい
  • 仮に社交辞令だったとしてもお礼を言われて悪い気持ちになる人はいない

 

場の空気の作り方

× 司会者のように場を仕切る
〇 潤滑油として場を和ませる
雑談上手になろうと思うとき司会者を目指す必要はない
  • 目指すべきは潤滑油として場を和ませるスタイル

 

「単語そのままリピート」は「オウム返し」よりも簡単
  • 相手の言葉を何かしらピックアップして繰り返せば、相手は「この人は自分の話に興味を持ってくれているんだな」と受け止めて話しやすくなる

「最近ケーキが美味しいお店を見つけたの」
「ケーキねー」
「表参道にあるお店なんだけどね」
「表参道!」
「フレッシュチーズがたっぷりで」
「チーズか~」

 

 

私が一番なるほどと思ったのが「気持ちを伝えると気持ちが近づく」といった内容です。

今までただ会話が途切れないように頭の中でいろいろ「何話そう」ばかり考え思いつくままに言葉にしていたのですが、頑張って話しても仲良くなれた気がしませんでした。

きっと私のその場しのぎの考え方ややり方がダメだったんだなと思いました。

これからは自分が思った気持ちを話すことを大事にして、雑談を気軽に楽しみたいなと思います。

いやー、今回も勉強になりました。

この記事を書いた人
はいぼーる濃いめ

こんにちは「はいぼーる濃いめ」です。

このブログは「パニック障害」になるまで仕事を頑張ってしまった苦い経験でから、「人生を頑張らない」為の勉強をして、こう生きればいいんだ!っていう「人生の攻略本」を作成していくブログです。

調査をまとめた「超要約的なブログ」になるので、忙しい人向けになると思います。

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