今回の本の内容は長めなので「前編」と「後編」に分けています
禅の教えがいろいろ紹介され、わかりやすく日常に生かされる様に解説してくれます。
読むと「ああ、そういう考え方もあるのか」、「それでいいんだ」と心が軽くなりますよ。
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1章:さっさと減らそう、手放そう、忘れよう
妄想しない
- 心を縛るもの、心に棲みついて離れないものすべてが「妄想」
あれが欲しいという「我欲」
手放したくないという「執着」
他人がうらやましいという気持ち
自分がダメだという思い
手放したくないという「執着」
他人がうらやましいという気持ち
自分がダメだという思い
- 妄想の正体
人は他と比べようがない「絶対」の存在で「比べようがないもの」なのに、それをを比べようとするから余計なことや無駄なものがまとわりつき、不安や悩み、心配事が増える
今に集中する
- 過去の栄光を何度も語るのは聞き苦しく、見苦しい
- 過去にいつまでもしがみつかない
- 今の生き方に対する自信のなさを証明している
- 現在の自分を蔑ろにしている
持ち物を減らす
- ひとつ捨てることは、執着からひとつ離れること
- 執着は心を曇らせる最たるもので、捨てる事は喜ぶべき行為
「あるがまま」でいる
- 世の中には自分ではどうにもならないことがある
- どうしようもないことを何とかしようとするから苦しくなる
- 「自分ではどうしようもならないこと」については、あるがままに受け入れ共存する
「色眼鏡」を外す
- 先入観だけで人を判断しない
- 情報だけあるいは相手の一面だけを見て抱いた嫌な感情、否定的な思いで人間性を決めつけてしまうと相手を見誤る
- 人に対する好ましくない感情やネガティブな評価の背景には実は「色眼鏡」をかけた自分がいる
「地位」や「立場」なんて、さっさと譲る
- 立場や地位に固執するほど余計な心配は増える
- 「守らねば」と考えれば考えるほど余計な心配の種をまくことになって心の安定を失う
- 時期が到来したら潔く譲り渡す
- 譲られた人が望むのはその仕事のツボを心得た経験者の導き
2章:「いま」できることだけに集中する
いまここにある幸せに気づく
- あたりまえのことほど感謝の心を忘れがち
- いまここにある「あたりまえ」に気づき、自分がどれほど支えられているか、癒やされているか、励まされ、勇気づけられているかを知れば、心は大きく変わり、家族に対して苛立ったり、仕事をおざなりにしたり、友人関係を疎ましく思ったりしなくなる
毎日1回、「立ち止まる」
- 躓いた時、失敗した時は、止まることが大事
- 躓きや失敗には「原因」がある、大事なのはその原因を明らかにする
- 原因究明をせずに、先に進めば、躓きも置き去りにされ、それがのちのち効いてくる
- そしてはるか先で置き去りにしていたことに気づき、取り戻さなければならなくなる
朝を大事にする
- 自分の中に生活リズムを保つための「ルール」をつくる
- 毎日、一定の早い時間に起きて朝の時間帯に余裕をもたせる
- 朝がドタバタだと心に余裕がなくなり、忘れ物したり、仕事でミスしたりする
自分の「ものさし」で生きる
- 常識にこだわるあまり、自分らしさがなくなっていないか
- 常識から自由になり、道を誤らないでいきるには自分の「ものさし」が必要
- 「ものさし」は自分の体験でしか手に入らない
- 一にも二にも「実践、経験」ということを心にとめる
情報の”暴飲暴食”をやめる
- 有り余る情報が判断力を弱めている
- 「自分が何がしたいか」の視点が大切
- 情報は「迷い」のもとになり、ありすぎると心をどこに置いたらいいかわからなくなる
- 「心の置きどころ」を定めるということに力点を起き、必要だと思われる情報だけを集める
置かれた場所で輝く
- 本気で取り組める仕事がどこからかもたらさえるわけではない
- 待っていれば楽しい人生と出会えるわけではない
- 生きている今を楽しむには、いま就いている仕事に本気になるしかない
夜は静かに過ごす
- 大事な判断を夜中にしてはならない
- 夜はたいした問題ではないのに無駄に悶々と考え込んでしまったりする
- 情報を遮断し、自分にとって心地よいことに時間をつかう
- 夜を心を静かに過ごすことで、睡眠の質を上げてることで翌日清々しい朝を迎えることができる
3章:「競争」から一歩離れると、うまくいく
勝っても負けても同じ
- 仕事のストレスは「勝ち」「負け」に対する過剰な意識が原因
- それでは他人との差にいつも振り回されてしまう
- 向き合うのは外側の「誰か」ではなく、内側の「自分の心」
- 「まずまず、一生懸命やったな」と「納得感」を感じることができたらそれでいい
コツコツ続ける
- 自分のできる努力をコツコツ続ける習慣を身につける
- その「習慣」によって、「才能」を超えることができる
《イチロー選手の言葉》
「努力せずに、なにか出来るようになる人のことを『天才』というのなら、ぼくはそうじゃない。努力した結果、なにかができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打たるのだと思うなら、それは間違いです」
簡単に逃げない
- 「失敗したって、命までとられるわけじゃない」
- 開き直るのではなく、そのくらいに腹をくくって構える
- 世の中に失敗というものはない、チャレンジしているうちは失敗はない
- あきらめた時が失敗である
人は人、自分は自分、それでいい
- 他人の人生観がどうであれ、それをあれこれいうのは「筋違い」
- 上司や部下に対する不平不満の根っこに自分の人生観の押しつけがないか
- お互いの得手、不得手を認め合う
- 不得意分野は任せてしまえば、お互いに気持ちよく仕事ができる
- 自分に厳しく、相手には寛容な姿勢が仕事をうまくす進める上で求められる
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