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成長のアイスバーグ(氷山)を大きくする
目に見える成果
- 周りは成果だけに注目するがそれは氷山の一角みたいなもの
- 成果を出すために人はスキルだけに注目し習得しようとする
- だが実際スキルだけ身につけても成果は出るわけではない
目に見えない土台
- 実際は目に見えていない部分が土台となっている
- 例えば「毎日過酷な練習をしているプロ野球選手」と「月に何度かの練習をしている草野球の選手」とではアイスバーグに大きな差がある
- 成長とはこのアイスバーグを大きくすることにある
土台のバランス
- アイスバーグはバランスよく大きくしていかないと途中でつまづく
- 例えば、プロ野球選手でも能力やスキルに溺れて、練習をしないでいつの間にか消えていった人もいる
だからスキルだけ身につけても成果は出ない - その為に目に見えない、ふるまい意識等を大きくする必要があり、それが成長への一番の近道となる
成長を阻害する悩み
- 成長を阻害しているのは悩み
- 悩みが知らないうちに自信にブレーキをかけている
悩みを減らす5つの方法
①「成長のブレーキ」という存在
②ブレーキを踏まない覚悟をもつ
③他責にしないのは100%
④「結果」は選択できないが「行動」は選択できる
⑤関心の輪、影響の輪
①「成長のブレーキ」という存在
- Aさんは時速80キロ、Bさんも時速80キロでアクセルを踏んで走っていたとする
だがBさんはアクセルと同時にブレーキを踏んでしまっている - 当然Aさんの車は早く着くのだが、Bさんの様に自身では意識しないままブレーキを踏んでいる人が多くいる
- そのブレーキとは、「給料が上がらない」、「評価されない」、「自分は他の業種の方が向いている」などといった不満や悩み
- まずはその不満や悩みが「成長のブレーキ」となっていることを意識する
②ブレーキを踏まない覚悟をもつ
悩むべきポイント
- 誰しも進路、就職、転職などの人生が変わるタイミングでいろいろ苦労して決めたはず
- その考え抜いて決めた進路に対してまた「この道でいいのだろうか」と悩みだす
- だが今は進んでいる状態であり、悩むべきポイントでないと認識する
まずは2年間
- 悩んでいる人の特徴として「一生のこと」として考えていてそれが重くのしかかっている
- だが「まずは2年間」と覚悟を決めて、ブレーキをかけず全力で取り組む、そして2年後にまた振り返り考えてみる
- まず意識を変えなければ、また進路を変えたときに同じことが起きる
③他責にしないのは100%
責任の割合で人の行動は変わる
- 例えば会社で問題があったとするして、
「役員、リーダー、スタッフ、自分」にどれくらい責任の割合があるか考える - 人はその割合に応じて責任を全うしようとするので、
例えば10%と80%のリーダーでは意識や行動が変わる
「責任」を「当事者意識」に置き換える
- 「責任」を「当事者意識」に置き換えて当事者意識100%で問題を考える
- そうすると責任が10%でも「自分には何ができるのか」を考える様になり行動が変わる
当事者意識100%の抵抗
- 当事者意識100%をもつことに抵抗がある人は損得で物事を考えている
- 何か問題が起きたときは目先の損得より、その後の自身の成長に目を向けて行動すると良い(成長する機会を失っているかもしれない)
④「結果」は選択できないが「行動」は選択できる
「行動」と「結果」を一緒に考えない
- 人は意思決定するときは最良の方法を考え選択できるが、結果は自分の元から離れて選択出来ない
- なのに多くの人が「行動」と「結果」を一緒に考えてしまい、悩んでも意味のないことに悩んでいる
悩み始めたら考えること
- 「結果は選択できないが行動は選択できる」と口にしてみる
- 選べない「結果」に意識が向くと生産性が落ちると考える
- そして今、何をすべきかだけに集中する
⑤関心の輪、影響の輪
関心の輪(解決への難易度が高い)
- 社会不安
- 会社の待遇
- 過去の失敗
影響の輪(解決への難易度が低い)
- 態度や言動
- 自分の健康
- 仕事への取り組み方
悩みを分類し、整理する
- 自身が解決できない「関心の輪」と、解決できる「影響の輪」を分けて考える
- 解決できない「関心の輪」に時間をかけるのは無駄になる
- それよりも「影響の輪」の問題について向かい合い考えた方が良い
「大きな子供ブレーキ」の外し方
「大きな子供ブレーキ」
- 見た目は大人でも中身が子供の人
- 感情のある部分がまだ子供のまま
- 普通の大人同士のコミュニケーションでは出ない態度や行動がでている
- ブレーキが発動すると「怒りや恐れ」、「見栄や自己顕示」といった「負の感情」に振り回されてしまう
- 全体視点で考えられない、論理的な判断や行動ができない
大人の中にいる「大きな子供」の特徴
- 自己中心的
- 他者を理解しない
- 好ましくないプライド、執着
- トラウマに影響され過ぎている
- 正しい軸がない
自分の「大きな子供ブレーキ」
- 自分の中に「大きな子供」の存在があることを認識する
- そして「大きな子供」を育てて、「大きな大人」にする意識を持つ
他人の「大きな子供ブレーキ」
- 可能であれば指摘する
- 立場的にできない場合は「大きな子供ブレーキ」があるということを理解し、「影響の輪」のことだと認識する
成長を促進するアクセル
自分理念、自分軸アクセルをもつ
- 自分理念があると方向性で迷わない
- 自分軸でで方向から外れそうになった時に軌道修正ができる
自分理念、自分軸アクセルになるもの
- ミッション(使命)
- ビジョン(実現したいこと)
- バリュー(目指すこと)
- 人生の哲学
- 自分の心の支えとなる言葉や考え方
正しく強い動機アクセル
- 「なぜそうしたいのか、そうなりたいのか」からでる答えが、明確であればあるほど、モチベーションがあがり、成長が加速する
《動機の例》
・給与や昇給
・結婚するから家族のために頑張りたい
・社会貢献
この本は「成長の本質」を教えてくれるのですが、とにかくでてくる図解がわかりやすい。
読み進める度に「なるほど!」と納得しながら学べる本でした。
本を読み終えた時「成長のイメージ、ブレーキ、アクセル」が頭の中に具現化します。
そして悩みが消え迷いなく進めるようになります。
この「成長のイメージ、ブレーキ、アクセル」を知っているのと知らないのとでは、これからの努力に差がでてくるのではないかと思っています。
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