今回は長いので前編、後編に分けて書いてます
コーチングの方法について例と絵を使っているのでとてもわかり易いです
内容の質もスゴイのですが、62の方法を紹介されていて量もスゴイ!
コーチングの初心者はもちろんの事、人との対話に何かしらの改善をもたらしたい方にお勧めの一冊になっています。
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01:相手と自分の発見をうながす
チャック・ダウンで、かたまりをほぐす(話を具体的にする)
- 質問を繰り返していくことによって、相手は現状を明確に把握できるようになる
- そのチャック(かたまり)を解きほぐすのは自分の役割、と最初から認識すると、声を荒らげ詰問することがなくなる
すぐに応えられる小さな質問をする
- 大きい質問にこたえるには、自分の意識を深く内側に入り込ませる必要がある
- まず小さくて必ず応えられる質問からはじめる(相手の意識を小さい質問で慣らす)
「なぜ?」ではなく「なに?」を使う
- 「なぜ?」を「なに?」に変えると問題を客観的にとらえる事が出来る
例)
なぜ目標を達成できなかったの?
何が目標の障害になったの?
なぜ目標を達成できなかったの?
何が目標の障害になったの?
- 「なぜ」だと攻撃されている感覚
- 「なに」だと質問されている感覚
- 責任の対象が異なる
- 「なぜ」はあなた、「なに」だと外部的要因(障害)となる
- 質問の仕方をほんの少し変えるだけで反応は劇的に変化する
沈黙を効果的に活用する
- 相手が考える時間、つまり沈黙の時間をつくり、ゆっくり待ってあげる心の広さが重要
- 分かり難かった?具体的にはこういうことなんだけど・・・
⇒ちょっと考えさせてよ - だが沈黙の時間が長いと気まずくなる
なので「好きなだけ時間を使ってゆっくり考えてください」
「それまで黙っていますから」と伝える - 相手がゆっくり考えてもいいいんだと安心感を得る
02:相手と信頼関係を築く
「出会いの一言」に新しさを込める
- 信頼関係の構築からコーチングはスタートする
- 日頃の一言で相手との関係を作る
- 相手の変化:「髪の毛切ったね」
- 相手の行動:「先週新しい仕事とったんだね」
- 相手の趣味を覚えている:「昨日ジャイアンツ勝ったね」
オウム返し。同じ言葉を繰り返す
- 同じ言葉を繰り返すと、相手が今そういう状態にある事を認める事になり安心感がでる
- 安心感で人が動く様になる
あいづちを意識して磨く
- 自分がどんな相槌を打っているか、客観的な情報に触れてみる
(トーン、声の大きさ、顔の表情、タイミング、言葉)
自分の気持ちを話す
- 自分の気持ちを正直に話す
- 人が人に対して防衛を解くのは、相手の気持ちに触れたとき
相手のタイプを見極める
- 「人はそれぞれ違う」という前提で相手を理解する
- その上で個別対応で接し方を変える
「4つのタイプ」を知る
①コントローラー・タイプ
《特徴》
・行動的、自分が重い通りに物事を進める事を好む
・指図されることを嫌がる
・物言いは単刀直入
《対応》
・こちらからコントロールしない
・話をするときは結論から
・攻撃性に惑わされないようにする
《特徴》
・行動的、自分が重い通りに物事を進める事を好む
・指図されることを嫌がる
・物言いは単刀直入
《対応》
・こちらからコントロールしない
・話をするときは結論から
・攻撃性に惑わされないようにする
②プロモーター・タイプ
《特徴》
・オリジナルなアイデアを大切にする
・人と一緒に活気のあることをするのを好む
・人の話はあまり聞かない
《対応》
・否定的なアプローチをしない
・独創性を発揮できる自由な環境を与える
《特徴》
・オリジナルなアイデアを大切にする
・人と一緒に活気のあることをするのを好む
・人の話はあまり聞かない
《対応》
・否定的なアプローチをしない
・独創性を発揮できる自由な環境を与える
③アナライザー・タイプ
《特徴》
・多くの情報を集め、分析し、計画を立てる
・物事を客観的に捉える
・小さな達成をこつこつ積み上げる
《対応》
・大きな変化を要求しない
・人と関わるときは慎重
・あまり感情を外側に表さない
・無理やり自分の気持ちをいうように仕向けるのは逆効果
《特徴》
・多くの情報を集め、分析し、計画を立てる
・物事を客観的に捉える
・小さな達成をこつこつ積み上げる
《対応》
・大きな変化を要求しない
・人と関わるときは慎重
・あまり感情を外側に表さない
・無理やり自分の気持ちをいうように仕向けるのは逆効果
④サポーター・タイプ
《特徴》
・他人を援助するのを好む
・協力関係を大事にする
・周りの人の気持ちの変化に敏感
《対応》
・認められないという欲求が強いので十分な評価を与える必要がある
・自分本来の願望を見失いがち
・何を望んでいるのかを聞いてあげる
《特徴》
・他人を援助するのを好む
・協力関係を大事にする
・周りの人の気持ちの変化に敏感
《対応》
・認められないという欲求が強いので十分な評価を与える必要がある
・自分本来の願望を見失いがち
・何を望んでいるのかを聞いてあげる
相手の強みを活かす
- 自分のやり方を相手に強要しない
- 個別対応で相手の強みを見つけて伸ばす
「I」の立場でほめる
《YOUの立場の承認》
・「よくやった」、「やればできるじゃないか」、「優秀だね」
・つまりあなたはこうだと伝えている
・それ自体が評価と捉えられてしまう
・相手は受け取りにくい場合がある(「そうでもないけど・・・」)
・「よくやった」、「やればできるじゃないか」、「優秀だね」
・つまりあなたはこうだと伝えている
・それ自体が評価と捉えられてしまう
・相手は受け取りにくい場合がある(「そうでもないけど・・・」)
《Iの立場の承認》
・「きみが頑張っているのをみていると、僕もやる気が高まるよ」
・「今日のきみのプレゼンは安心してみていられたよ」
・否定しようがない
・言われるととても嬉しい
・「信頼している」「任せたよ」もこのタイプ
・「きみが頑張っているのをみていると、僕もやる気が高まるよ」
・「今日のきみのプレゼンは安心してみていられたよ」
・否定しようがない
・言われるととても嬉しい
・「信頼している」「任せたよ」もこのタイプ
03:目標達成に目を向ける
「not want」、いやなことを30分話す
- 人は嫌なことに敏感
- さんざん「嫌なこと」を30分ぐらい話すとエネルギーが高まる
- そのエネルギーをもって「want」に入る
- 人の脳は対比することで事象を思い浮かべやすい傾向がある
視点を変える質問で夢に気づかせる
- 人は夢をもっていたとしてもたくさんの膜や靄が覆いかぶさっていて、
それをハッキリと鮮明に見る事ができない - 「視点をかえる」アプローチでコーチング
- 「もしなんの制限もなく、なんでも自由にできるとしたら、どんなことをしてみたい?」
- 「子供の頃に持っていた好奇心を今でも失っていないとしたら、どんな夢を追っていると思う?」
- 「10年後あなたは、今のあなたにどんな夢を追記してほしいと思っているかな?」
- 相手に夢についてたくさん話をさせる
価値に合う行動
■どの状態にいる時が生き生きしているときなのか考える
□探求する
□冒険する
□優雅である
□輝いている
□触れ合う
□共にいる
□影響する
□勇気づける
□極める
□卓越している
□奉仕する
□サポートする
□想像する
□工夫する
□遊ぶ
□指導する
□説明する
□勝つ
□達成する
□気づく
□観察する
□洞察する
□支配する
□説得する
□つながっている
《私の場合》
・サポートする
・想像する
・工夫する
□探求する
□冒険する
□優雅である
□輝いている
□触れ合う
□共にいる
□影響する
□勇気づける
□極める
□卓越している
□奉仕する
□サポートする
□想像する
□工夫する
□遊ぶ
□指導する
□説明する
□勝つ
□達成する
□気づく
□観察する
□洞察する
□支配する
□説得する
□つながっている
《私の場合》
・サポートする
・想像する
・工夫する
- 人はそれぞれ無意識のうちに価値を置いている行動・状態がある
- 言い換えれば自然に楽しんでやれるような行動があり、当てはまれば無理なく続けられる
- 価値に合わないような行動を目標達成の手段として選ぶと継続が大変
- 先人のやり方の方が効果的なこともあるかもしれないが、価値にあわないと続かなかったり、辛かったりする
- 価値に合う行動は、自然に無理なく続けられる
- 価値に合う行動で楽しく目標達成に向かわせる
行動の結果をイメージする
- 行動をする直前におこる嫌な感じは、プロセスをイメージしまうのが原因(面倒くさいとか)
- 行動のプロセスではなく、その先の「いいこと」をイメージすると行動を起こしやすい。
10点満点で今の状態を採点する
- やれていない、できていない事を「点数にしたら何点?」と問いかけてみると、
行動を客観的に振り替えることできる
チェックリスト
- できる人のチェックリストを渡しても「やる気が起きない」し「できない」
- その人独自のチェックリストを一緒に作ってあげる
- 一緒に作成する事で努力を強いる命令ではなく、やる気を引き出せるエネルギー源になる
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