今回は長いので前編、後編に分けて書いてます。
「シンプリスト」とは「ミニマリスト」の「減らす」ことから「心の豊かさ」や「心地よさ」にシフトした考え方で、「自分の大切なこと」を優先し、「自分に正直でいること」を重要とする生き方です。
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モノと生活をシンプルにつなぐ
シンプリスト生活とは
- ミニマリストがベースだがミニマリズムに縛られない
- 自分にとっての「一番大切なことは何か」を見極めて特化する
- 自分に気持ちに正直に行動し、本当に大切なモノと人に囲まれ、やりたい仕事ができている
ミニマリズムを追い求めた結果
- 常に捨てる事を考え探していた
- 捨てられなくて自己嫌悪に陥る
- 欲しいモノがあっても、「モノが増えるから」で買えない
- チャレンジしたいけどモノが必要だから避けてしまう
- 「モノを減らす」を優先して自分の気持ちにフタをしてしまう
理屈で語れない美意識
- 自分にとって何が大事なのかをクリアにせず、モノを減らすと後で後悔する可能性がある
捨てたい病
- 「モノがない=自分が特別な人間」をアピールにする考えになっていないか
⇒「自慢したいから捨てる」は、「見栄で買う」のと同じ - 捨てる刺激に依存してしまい、捨てることが目的となっていないか
シンプルに考えるには
- 人は1日に6万個のことを考えている
- その内の9割は前日と同じことを考えていて、思考が堂々巡りしている
- 原点に立ち返って「そもそも何がしたいのか」「一番大切な事は何か」と、本質を見つめてシンプルに考える必要がある
- 頭の中で浮かんだことを毎朝紙に書きだす「モーニングページ」がオススメ
- 自分はこんなことを考えていたのかと認識できる
- 頭の中がクリアになる感覚がある
シンプルに生きるという事
- もし1週間の余命宣告をうけたとしたら、今の日常を続けたいかと考える
- 例え人生最後の日だったとしても、いつも通り過ごす、そういえる日常を追求する
シンプルであることは複雑である事よりも難しい、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないから(スティーブジョブズ)
複雑さは敵である、物事を複雑にするのは、どんな馬鹿にでもできる。物事をシンプルにするのが難しいんだ(リチャードブランソン)
モノを手放す、片付けの実践
何のために片付けるのか
- 心に余裕がない時は部屋が荒れる
- 部屋は心を映し出す鏡
- 「へたくその上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩」
- 部屋を整える事は心を整えること
- 部屋の状態を知り受け入れることからはじめる
収納より整理
- 整理しない限りいくら整頓者収納しても部屋が片付くことはない
- 収納上手は単に隠すことが上手くなっただけ
「イベント」ではなく「習慣」
- 「今日はここだけ」と場所を限定して小さく始める
- 片付けの日をつくって習慣化
- 頑張って取り組むよりも、力を抜いて楽しむくらいの心の余裕を持たせる
手放す手順
- 1年着なかった服は9割一生着ない
- その服で誰かに会いたいと思えるか
- その下着で救急車に乗れるか
- 本はアウトプットしたら手放す
- いざとなれば図書館にある
- 買戻しのコストが低いのならいっそ捨ててしまってもいい
とにかく試してみる
- 捨てたという体でクローゼットにしまって生活してみる(例:テレビ)
- 手放すことに慎重になってしまうなら捨てる手前の「保留ボックス」にしまって期限を決めて生活してみる
場所別片付けの考え方
玄関
- 不用品を処分(必要以上の傘、靴底がすり減った靴)
- 靴は下駄箱に収まる5足に厳選
リビング
- 床の空白率を高めると過ごす時間の豊かさにつながる
キッチン
- 使用頻度の高い道具は出しっぱなしが楽
- レンジ周辺は油がはねあがるので極力モノを置かない
トイレ
- 掃除のしやすさを最優先に考える
- 床にモノを置かない
- マットも置かない
バスルーム
- モノが置かれると接地面に水が溜まり、カビや水垢の原因になる
- モノを置きたいなら吊り下げて浮かせる
クローゼット
- その日に着たい服をすぐ選べるように服の数を少なくする
- ぎゅうぎゅうの状態だと見つけにくく、湿気もたまりやすなり痛む
- おしゃれとは「毎日違う服を着る」ではなくて、自分に似合う「パターン」見つけること
- 服をたくさん持っている事は重要ではない
- 「私服の制服化」で着る服を固定化する
小さく暮らすために手放したモノ
長い傘
- 折り畳みの傘へ替えることによってコンパクトに
敷物
- ホコリや髪の毛などの汚れが蓄積する
- 足が冷たいなら靴下やスリッパを履く
掃除機
- フローリングワイパー
テレビ
- せっかく家族と同じ食卓を囲んでいるんであれば、会話を楽しむ
ソファ
- アウトドアチェアだと移動と収納ができる
バスタオル
- フェイスタオルに替えると小さくなるので洗濯が楽になる
柔軟剤
- 柔軟剤は油の膜で肌触りをよくしたり、花粉をくっつきにくくする
- ただし吸収性が悪くなったり、乾きにくくなる
- 柔軟剤は海外の硬水環境で生まれたもの
- 日本の軟水環境だとそれほど必要は無い
アイロン
- アイロンの代わりに衣類スチーマーを使用
- 7割くらいのシワはとれる
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