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04:視点・切り口を変える
枕詞を使うと「言いにくいこと」のハードルが下がる
- 相手の許可を取る
⇒「ちょっといいにくいことがあるんだけど、言ってもいいかな?」
99%「イエス」でいいやすい - 「自分の気持ちを」をあらかじめ伝える枕詞を使うと伝えやすい
⇒これを言おうと思うと緊張しちゃうんだよね - 「あるひとつの視点から見る限りそうだ」主張の及ぶ範囲が限定される
⇒「コーチングという視点からみると・・・」
⇒「私の考えだけど・・・」
⇒「一つの可能性として」
個人的であったり、一つの考えとして受け入れやすい
妥協・未完了・境界線、新しい切り口を与える
- 耳慣れない「切り口」を投げかけることで、その人の人生を新しい角度から照らしだす
- 「仕事や家庭で「妥協」している事を5つあげるとしたら?」
- 「長い間抱えている「未完了」を3つ上げるとしたら?」
- 「あなたの「境界線」はどのくらい広いですか?」
(境界線・・・どこくらい周りの人に「ノー」といえているか)
05:主体的な行動をうながす
相手をフォローしサポートし続ける
- 自分の与えた言葉の影響が永久に続くとは限らない
- 相手が確実に行動を起こすまでフォローする
- 相手が行動を決定したら、数日後に「その行動をとってどうなったか教えてほしい」と伝える
- 数日後に進捗を確認し、もし行動が起きなかったら、何が妨げとなったかをはっきりさせる
- 新たな行動を相手の手動で選択させ、その行動へ向かわせる
- 「何かあったらいつでも来てほしい。いつでもサポートするから。」と伝える
失敗する権利
- アメリカ人の親は子供に小さいときからなんでも自分でやらせようとする
- 成功するにはその前提として失敗が不可欠と考えている
- 日本人の親は子供に失敗させないようにする傾向が強い
- 「失敗する権利」を与えることが、相手の自発性を生み出す
- 「失敗する権利」がないと、「しなければならない」になり、義務感を助長してしまう
クローズド・クエスチョン
- 相手が「イエス」 or 「ノー」でしか答えられない質問
- ダイエットしたい相手に対して「本当に痩せるつもりですか?」
- この質問だけで相手に決心させることができる
承認し続ける
- どんな小さなことでもポジティブなものを発見したら、そこに言葉を投げかける
- 「すごいな」でなくてもいい、「~してくれたんだな」で十分
- 知っている、気づいている、見ている、を言葉で表し続ける
相手のエネルギーに目を向ける
- 元気のない状態から主体的に行動を起こすのは難しい
- エネルギーを補充する人それぞれの方法を見つける
06:コーチングの達人に向けて
自分自身が日々小さな目標を達成する
- 誰かをコーチしようと思ったら、目標達成ということにおいてその人のモデルになる必要がある
- 日々の小さい目標を自分に課し、それを達成しているという確かな自信を身にまとう必要がある
理想のコーチになりきる
- 理想のコーチをイメージしてなりきる
- それまでとは違う世界を垣間見ることができる
コミュニケーションを上から観察する
- “メタ”の位置からコミュニケーションをみて、気づいたことを伝える
相手の上に立とうとしない
- 人の上にも下にも立とうとしない
- 等身大でありのままでまっすぐに正直に、相手と向き合う
個別対応で才能を開花させる
- 多くは「自分なりの育成方法」というのをもっていて、誰に対しても同じように使っている
- それでは一部の相手しか育てられない
- 育成方法は相手によって変える必要がある
07:チーム・組織に対話を引き起こす
異論反論を大切に扱う
- 異論反論を許し合ってこそ、本当の意味での信頼が醸成される
- 自由に発言するには安心感が必要
- 安心感は信頼をもとに生まれる
- 信頼は異論反論を許し合う中でこそ育まれる
お互いの違いを愛する
- 「互いの違い」を顕在化させていきながら、「物事に対する新たな洞察」を手にする
- 自分はAをこう見ている、だが相手はそう見えている、であればこういうゆうにも見れるな
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この本ので伝えたかったことは「クライアント(相手)とパートナーシップを築く」、そして「問いを2人の間に置いて、一緒に考えながら相手に気づきを促す」ということだと思いました。
管理職の私にとって本書から多く学べたのはとても大きく、これからのコーチングに意欲がわきました。
前回もそうだったのですが著者の鈴木義幸さんの本は非常にわかりやすくて面白いですね。
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