ゴールではなくプロセスを「見える化」する
目標をイメージするだけではなぜ失敗するのか
- 「切実に願い、生き生きとイメージさえすれば、夢が叶う」といったプラスの自己暗示は、実際には思ったより効果がなく、目標を達成する上でかえって邪魔になることがある
- 楽観的な考えを持つと、目標達成までの困難を予測して、かえって実行することを踏みとどまってしまうことがある
実践を「続けられる人」の特徴
- 人生の成功を手にするには目標を達成した場面をイメージする「ゴールの視覚化」かよりも、目標までのルートを正しく捉える「プロセスの視覚化」のほうがずっと重要
- 実行力に優れた人達は、楽観的な思考と悲観的な考えを同時に持つことができている
成功のコツは他の人の方法をまねること
- 望むものを手に入れたければ、すでにそれを持っている人たちの習慣を研究して、それを真似るのが一番の方法となる
目標を達成するために自分だけのキャリアロードマップ
- 夢を実現した姿を具体的に(いつ、何を、どのように)イメージしてみる
- その夢を実現するための道筋を書き出してみよう
- 夢の実現のために今すぐできることは何か、一つ探してみる
「本当の問題」を見つける
関係のないことにエネルギーを消費していないか
- 問題を正確に把握できていなければ、問題ではないことを解決するために、多くの時間とエネルギーを浪費することになる
- 何かを変えようとする時に一番大事なのは、自分が抱えている問題とその原因が何かを知ること
良い「問い」は良い「答え」に勝る
- まず問題があるという事実を受け入れなければならない
- 問題を認識するということは、問題解決への最初のステップであり核心である
- 成功する人は、解決すべき問題が何かを正確に知るために十分な時間をかけるが、失敗する人は問題を正確に把握するより前に、むやみに解決しようとしてあくせくする
- 問題をしっかり把握するには適切な問いを投げかけることが重要
問題解決のための「IDEAL」ステップ
《I:IdentifytheProblem(問題を認識する)》
問題があるという事実を認識する《D:DefinetheProblem(問題を把握する)》
問題の本質を正確に把握する《E:ExploreSolutions(解決策を探る)》
可能な限り幅広く解決策を探る
次に長期的な観点から最善の解決策を選択する《A:ActonYourPlan(計画し実行に移す)》
最終的な期限を含めた実行可能な計画を立て、直ちに実行に移す《L:LookattheEffects(結果を検討する)》
結果を綿密に検討し、効果がなければ直ちに問題を再定義して解決策を修正、補完する
どんなときも「代案」を利用する
どんなに準備しても突発的事態はやってくる
- 失敗した人たちは何も考えずに実行に移して予想もしなかったことで挫折する
- 成功した人たちは起こりうる突発事態を予想してそれに備え、常により多くのものを手に入れる
代案を持つ者が勝利する
《 代案を考える3段階の方法 》
① 目標達成のための具体的な実践計画(プランA)を考える
② 実践プロセスで実践を妨害する突発事態を予想し、箇条書きにする
③ それぞれの事態に対する代案(プランB)を考える。可能なら代案(プランC)を考える
公開宣言効果を利用する
「公開された考え」は変えにくい
- 決心が曖昧になってしまう大きな理由は心の中で密かに違うから
- 決心を実行しようとするなら公に宣言した方が良い
- 人は言葉や文章で自分の考えを公開すると、その考えを最後まで守ろうとする傾向がある
「公開宣言効果」を高める方法
- できるだけ多くの人に公開する
- 繰り返し公開する
- 劇的な効果を狙うなら劇的な方法を探してみる
- 公開方法をもっとたくさん探してみる(種類を増やす)
- はっきり宣言して約束を守らなった時に払うべき代償を明らかにする
「ふたつの締め切り」を作りなさい
実行力に優れた人の心の中には「二つの締め切りがある」
- ①仕事をいつまでに終わらせるという「終了レッドライン」
- ②仕事をいつから始めるのかという「開始レッドライン」
人は締め切りに合わせて仕事をする
- 人は時間があるから仕事をするのではなく、締切に合わせて仕事を始める
- 人間は時間に余裕があると無駄に仕事を膨らませて、与えられた時間を残らず使い、ぎりぎりになって仕事をする傾向がある(パーキンソンの法則)
- 計画を立てる際には目標達成までに必要な時間を十分取るよりも、多少短めにとる方がより効果的になる
- 時間がないから成果をあげられないというのではなく、時間がありすぎるから成果を出せないというケースがずっと多い
すべての行動は実験だと考えよう
失敗はもうひとつの成功体験
- 失敗とは「仮説が間違っていた」という事実を教えてくれる、そして「新しい仮説が必要だ」ということを教えてくれる「もうひとつの成功体験」
- 失敗は実験だと考えればプレッシャーはない
日頃から実験精神を鍛える
- やりもせずに最初からダメだろうと決めつけてはならない
- 不可能だと思ったらあなたの頭は出来ない理由ばかりを考えるようになる
- 好奇心をもって問題の状況を見つめながら全ての試みを実験と考えるべきだ
- どんな問題にも必ず答えがあり解決策は一つでないという事実を信じるべきだ
- 可能だと信じればあなたの脳はどうにかして解決策を探してくれる
頼んだ人だけが助けてもらえる
「わからない」と言える人は愛される
- 人は意外に「知らない」と言える人を率直で慎み深く、正々堂々とした人だと考え親近感を覚える
- 誰かに助けを求めたら、それは相手に自分が価値ある存在だと感じる機会を提供したことになる
他人の助けなしに豊かな人生を送る人はいない
- 人生で近道を探す最も確実な方法が先を歩いている人に道を尋ねること
- 尋ねないのは「学びたくない」と言うのと同じ、切実に望んでいないのと同じ
見られていないと人は動かない
誰かに見られていることを意識すると行動が変わる
- 人は誰かに見られているとき他人の目を意識する傾向がある
- 決心の行動に移さないでいるなら、誰かの目を思い浮かべるとよい
- 絵の中の目、想像の中の目でも、実際に誰かに見られているときと同じ効果を起こす
大事な仕事の前に雑用をやりたくなる理由
勉強しないために机の片付けを始める
- 人間は本当に重要だけれどもやりたくない仕事(頭を使わなくてはならない仕事)があるとき、単純な仕事(頭をあまり使わなくてもいい仕事)をすることで、ストレスから逃げようとする傾向がある
- これを回避するには日頃から机の上を整理と整頓をする
- 次の勉強大事な仕事の為に事前に机の上に準備しておく(ノート、筆記用具を置く)
重要でないことに気持ちが囚われてしまう3つの理由
①目標がはっきりしない
明確な目標はなくては重要なこととそうでないことの区別がつかない
②簡単で楽しい
重要でないことでもそれなりにもっともらしい意味を持っていてその大部分は簡単で楽しくもある
③理由を提供してくれる
重要なことから逃げながらも自分が一生懸命に生きているという言い訳を与えてくれる
「効率」と「効果」の違いを知る
投資した努力と結果の比率
効率
- 仕事どれだけをどれだけ早くできたかで測定される
- 効率が高いからといって必ずしも成果が保証されるわけではない
効果
- 現実の成果や寄与度に直結する中心的な役割の仕事をどれだけよくやったかという尺度
- 効果が高い仕事をするということは、成果を出せる仕事や寄与度が高い仕事をよくやったということ
結局「効果」が大事
- ただ仕事を一生懸命にしたということだけで満足してはいけない
- 仕事を早くたくさんしたというだけで満足してもならない
- 何をしたかのほうがずっと重要である
いかなる時も目標から目をそらさない
障害物が目に入るのは、目標から目を逸らすから
- テレビやパソコンのせいで勉強ができないというのなら、それは勉強という目標から目を逸らしたため
- 望むものを手に入れたければ、望まないこと、避けたいことについてではなく、「望むもの」と「それを手に入れる方法」について考える時間をもっと増やさなければならない
《 ヘンリーフォードの言葉 》
「障害物とはあなたが目標から目を逸らした時に現れるものだ」
「目標に目を向けていれば障害物が見えない」
アンテナを高く立てればヒントは勝手に集まってる
- ある目標に集中すると、人間の脳は目標と関連したものだけに強く反応し、それ以外の刺激を無視するようになる [ 選択的注意集中(SelectiveAttention) ]
1日「15分」だけ10年後のために使う
- 目標達成するには目標が視野から離れないようにするべき
- 目標達成が簡単に感じられるようにするにはそれに関連したことをやらなくてはならない
- 自分の未来のため、1日の時間の1%だけは絶対に誰にも奪われないようにしよう
教えることは学ぶこと
人は誰かに教える時に最も多くのことを教わる
- 人間は自分が知らないことを他人に教えることはできない
- 自分を説得できない限り他人を説得することもできない
- 誰かに教えなくてはならない時、より多くを学ぶことになり、説得するためにその理由をより多く探そうとする
- 結果的に自分自身がずっと多くのことを学ぶことになる
「誰かに見られていることを意識する」が私にとって効果がアリでした。
いつもパソコンを立ち上げてからブログを書く時に取り掛かりが遅かったりしたので、
早速パソコンの壁紙を「目」の写真にしてみたのですが、効果バツグン。
その目をどうしても意識してしまいます。
心の中で「あなたを見ている、誰も見ていなくても、自分が見ている」という感じで私の中で見張ってくれています(笑)
この他にもいろんな技術がつまっているので是非読んで実践してほしい本となっています。
コメント